すねあて
臑 当


臑当

兜鉢、面頬の項で記したことが、ここでもそのままあてはまります。武久の臑当は分解写真のように六つの部分から構成されています。これらは兜鉢、面頬同様に熟達の鍛金師(たんきんし)の手練の技によって、たたき出され、かしめられて一つの形をつくり出します。これは鋳型(いがた)による成形品、あるいは一枚ものの打ち抜きによるものとは違う深い味わいを秘めています。臑当の上辺、覆輪(ふくりん)にご注目ください。打ち抜きや型どりによる覆輪状のものではなく、本ものの覆輪を施してあります。


臑当