めんぼお
面 頬


面頬

この部分の製法は、ただ単に鋳型(いがた)によって形を成す方法と、各部の鉄板をたたき出すことによって形を成し、これらをかしめ合わせる方法とがあります。もちろん武久の場合は後者。分解写真のように四つの部分によって構成され、組み合わされていますが、このたたき、かしめることは熟達の技なくしてできない独自の手法です。また、この面頬と面垂(めんだ)れとの接合にも細かな配慮が成され、ピンでとめてあるだけという方法を排し、威糸(おどしいと)で接合されています。


面頬